仕事を堅く考えないで。辞めてもいいんだ!吉田金二朗さん:株式会社 郷土活性化

企業強度活性化

株式会社 郷土活性化

株式会社 郷土活性化(四日市市) 創業者 吉田金二朗さん(44歳)
三重うまし国横丁 四日市宿>>
伊勢まぐろと原始焼き おいないさ>>
トンテキ酒場>>
毎日が浜焼きバーベキュー>>

 株)郷土活性化の代表取締役・吉田社長は、自らの仕事を「感動提供業」と名付け、お客さんにもスタッフにも楽しい刺激を提供し続けています。店で扱う素材の目玉は、三重県南部・南伊勢町の生産者から直接仕入れたピチピチの海産物や青果。産地にスタッフと遊びに行き、収穫体験などを通して食の感動を広く伝えているそう。
消費者と生産者を直接むすぶweb産直市「三重うまし国市場通販サイト」も2015年、新たに開設。こちらは郷土の担い手創出プロジェクトとして『みえぎんビジネスプランコンテスト2015』準グランプリに輝きました。

「人を育てることと、誰かの自己実現をサポートするのが大好き」という吉田社長は、仕事や趣味に使える多用途スペース「grabspace http://grabspace.jp」や脳トレを活用した「楽読スクール http://rth.co.jp」もオープン。毎日忙しい吉田社長に「人を(自分を)育てるポイント」を聞いてきました。

夢叶える力を、バイト中に身につける。

「運転免許を取りたかったら自動車学校に行くでしょ。それと同じように『希望する就職を叶えたいからウチでバイトしよう』となる仕組みを作ろうと思ったんです。嬉しいことに、今までウチでバイトリーダーを経験した子はみんな、希望する先へ就職できましたよ」

吉田社長の夢は、社名の通り郷土の活性化。そのための手段の一つとして飲食店を営んでいます。しかし飲食店はいま、人材不足で多くの問題を抱えており、離職率ワーストワンとも言われています。

「飲食店はそもそも卒業後の就職先として考えてもらえないんですよね。親御さんが安心してくださらない。だからまずは親御さんが我が子を安心して預けられる会社を創らなければと思ったんです」

自身の店を“希望する就職を叶えられる養成所”としても機能させようと思った吉田社長は、“こんな人材を育成します”という7項目を掲げることにしました。

「感動の7ルール」
➀ 明るく笑顔で元気なあいさつ
➁ 7サンキュー・ハッピースマイル
➂ 相手を思いやり尊重する
➃ いつでも前向きに、否定的なことは口に出さない
➄ 清掃・整理・整頓
➅ 改善意識
➆ 時間厳守

「どれも難しいことじゃないんですよ。けれど『全部できます』って言える人は、大人でもなかなかいない。それをアルバイト時代に身につけようと取り組んでいます。これができたら社会に出た時、誰からもめっちゃ好かれます。仕事を進めるのがラクになるんです」

「核となるのは②の7サンキューを毎日実践することです。これ7サンキュー・ハッピースマイルは『バイト1日につき7回はお客様にありがとうって言われましょう』という目標です。達成するには7回以上はお礼を言われるための行動をしなきゃいけない。お客様をトイレまで案内したり、おしぼりをこまめに変えたり、努力の方法は自由。達成を強いることはしていません」

「でも『ありがとう』って言われると人って嬉しいんですよね。人間褒められるのが一番! 褒められ満たされて、自分に自信がついて、やりたい事をしたいと思えるようになる」

「今の子は、怒られないし褒められない。だから自己肯定感が低い。自信をつける機会がないんですよね。たくさん褒められるには仕掛けが必要で、それが『セブンサンキュー』です。ウチでバイトする動機は何だって構いません。お金が欲しいでも何でも。働くうちにその人自身が育ってくれればいいなって本気で願っています」。

楽しそうに働く大人がいないのが悪い!

“夢を叶えよう”というスローガンをよく目や耳にしますが、夢がない人も中にはいるはず。

「それはね、『夢がない』って錯覚しているだけ。だって、子どもの頃は誰にだって夢があったんだから。就職を考える時に、まず『好きなことでメシは食えない』って思い込んでしまっているんですよね。『仕事 = 辛いもの』って教育されているんです。それで何がしたいか分からなくなってる」

「だけど、世の中で成功している人で『仕事が辛い』『辞めたい』『死にたい』って思ってる人なんて一人もいないんですよ」
「『好き』を仕事にしたら、もっと楽しく働ける。そのことをもっと大人がもっと見せないと!って思います」

「もう一つ、『仕事は何度辞めてもいい』というのも私の持論です。先日、四日市の市立高校で講演させていただく機会がありました。その時、高校生の皆さんに『仕事は辞めるもんです』と壇上から語りかけ、先生達をドン引きさせてしまいましたが(苦笑)」

これは、吉田社長自身が転職をたくさん経験したことにもとづいた実感なのだそう。

「はじめは営業職をし、やがて後輩を指導するようになり、人材育成の大切さに気づいたんです」
「それからサラリーマンとして不動産業に携わっているうち、地域づくり・町づくりに積極的に関わるには飲食業が一番だと思い至りました。それで飲食業を始めたのが39歳の時」

というわけで、吉田社長は新しい夢のためにバイトを『卒業する』子には毎年、卒業式を開いて門出をお祝いしているのだそうです。
一方で『イヤになってバイトを辞める』ということがないよう、職場の問題をいち早く見つけようと努めています。各スタッフが小さな気づきをメモして壁に貼る“ご意見ふせん紙”やLINEを活用してスタッフとコミュニケーションを図っているそうです。

三重を元気にする、郷土活性化計画。

最初に述べた通り、吉田社長にとって飲食店経営は“目的”ではなく“手段”の一つ。

最終目標である郷土活性化は、“地元が好き”“この町を元気にしたい”と思って働く人の数をもっと増やしたい、ということなのだそう。

「四日市は東海道43番目の宿場町。その文化を伝える美味しいアンテナショップを作りたいと思い『うまし国横丁四日市宿』をオープンさせました。そして『浜焼きバーベキュー』は飲食店ですが、南伊勢町をもっと元気にしたいと動き始めたプランです」

南伊勢町「南伊勢は生産・加工業が町の主な産業なのですが、
いま過疎化・高齢化にあえいでいます。せっかく美味
しい食材の宝庫なのに、生産者不足でいずれ供給できなくなってしまうかもしれない」

「私が営む飲食店には毎月合計3,500名〜4,000名のお客さまが来られます。街には喜んで買ってくれる人がたくさんいるんです」

「物が売れると分かり、ルートが確立されれば、生産者の方は安心して仕事を続けられます。若い子も地元の生産業に加わり家族を養うことができるんです。それで、南伊勢の廃校を再利用し『配送センター』を開業しました。今は『浜焼きバーベキュー』に供給中で、今後はアジア圏へも三重の食材を配送できるようしたいと考えています。」

大きく広がろうとしている吉田社長の郷土活性化計画。一方で、人材育成の面でも新しいプランが始まろうとしているのだそうです。

「学校では教えてくれない、だけど社会で絶対役立つ『シゴト塾』です。私は“先生”じゃないから言いたいことが自由に言えるし、学校とは違うことを実践できる。いずれ先生と連携して補い合って……面白そうでしょ!」

若者を育て、10年後・20年後の三重を元気にする動きが、四日市から既に動き始めています。

スタッフの声

海鮮居酒屋『毎日が浜焼きバーベキュー』責任者 安達翔太さん(24歳・入社約1年)
店は“元気”と“活気”でいっぱい!

「カフェから転職して驚いたのが、スタッフのみんなにめっちゃ活気があったこと。オレは高校時代にはバスケ部のキャプテンをしてて、じっとしてるのが嫌いなタイプ。あと修学旅行の時にはお小遣い全額を仲間へのプレゼントに使うようなサービス精神が旺盛なタイプ。だから『セブンサンキュー』の目標達成は簡単でした(笑)! 大将(吉田社長)を見ていて思うのは、人脈が広くてトライ精神があること、深く考えてないように見えて着実にこなすこと、人が思っていることの先回りをするのが上手いところ。自分にもいつか大きい波が来ると思うので、その時に向けて力を蓄えたいですね。まずは『毎日が浜焼きバーベキュー』をいい店にすることと、スタッフにとって快適な環境をつくることですね。簡単ですよ!っていうか、そう思うようにしています(笑)」

『三重うまし国横丁 四日市宿』内 郷土料理『おいないさ』アルバイト 鈴木なおみさん(21歳・入社約1年)
大将の一言で未来が開けました。

「4歳の頃から憧れていた看護師の夢を叶えることができ、この春、店を卒業します。面接の時の大将は今でもよく覚えています。『このひと、大人なのに目がキラキラしてる』って(笑)。それからずっと『大将って楽しいな、パワー貰えるな』って思っています。もちろんバイトは楽しいばかりじゃなく、特に私は人に対して苦手意識があったから『ミスばっかりで辛い』『もうバイト辞めたい』って思ったこともありました。そんな時は先輩が気づいてLINEで励ましてくれたこともあります。印象的だったのが大将に相談した時。『私は頑張っているのに、周りが付いて来てくれない。報われない』と漏らすと、大将はこう言ってくれました。『人は変えられない。変えられるのは自分の考え方と未来だけ』。その時、未来が明るく開けた気がします。大将と出会って私は変われたと思います」

吉田社長からの動画メッセージ

 

2016/3現在

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